純正セキュリティの盲点を突く最新手口!「CANインベーダー」から愛車を守る社外アラームの選び方
「最新の高級車だから、純正のセキュリティで十分守られているはず」 そう信じているオーナーほど、今、巧妙な窃盗団の標的になっています。 近年、リレーアタックに代わる新たな脅威として急増しているのが**「CANインベーダー」**という手口です。驚くべきことに、この手法を使われると、純正セキュリティは「正規の持ち主が解錠した」と誤認し、アラームを鳴らすことなくドアを開け、エンジンまで始動させてしまいます。 なぜ、数百万、一千万円を超える車の守りがこれほど簡単に突破されてしまうのか。そして、純正の盲点を埋めるためにはどのような社外アラームを選べばよいのか。愛車を失わないための、一歩踏み込んだ防犯知識を解説します。 衝撃の手口「CANインベーダー」とは? CAN(キャン)とは、車内の電子機器同士をつなぐ通信網のことです。人間でいえば「神経系」にあたります。 純正セキュリティが効かない理由 これまでの盗難は、ドアをこじ開けたり窓を割ったりする「物理的な破壊」が中心でした。しかし、CANインベーダーは、バンパーの隙間などから車両の通信網(CAN)に直接デバイスを接続し、「ドアを開けろ」「エンジンをかけろ」という偽の信号を送り込みます。 車両側は、その信号を**「正しいスマートキーからの命令」だと勘違い**してしまいます。そのため、純正アラームは作動せず、イモビライザー(電子的な鍵の照合システム)も無効化され、静かに、そして迅速に車が持ち去られてしまうのです。 狙われやすい車種の共通点 トヨタのランドクルーザーやアルファード、レクサスLX・RXといった、海外での資産価値が高い車種が特に狙われています。これらの人気車種は、CANの配線位置が窃盗団の間でマニュアル化されており、数分で犯行が完了してしまいます。 CANインベーダー対策に必須!社外アラーム選びの3条件 純正システムが乗っ取られることを前提に、**「純正とは独立した守り」**を固めることが不可欠です。社外アラームを選ぶ際は、以下の3つの機能を重視してください。 1. デジタルブロッキング機能(IGLAなど) 車両のCAN通信を監視し、あらかじめ設定した認証(ボタン操作や専用PINコード)がない限り、エンジン始動を物理的にではなく「デジタル的に」ブロックする機能です。万が一CANインベーダーでドアを開けられても、エンジンがかか...