ダミーカメラの効果はある？プロが解説｜手軽に防犯意識を高める方法
防犯対策として「ダミーカメラ」を設置する家庭も増えていますが、本当に効果があるのか疑問に感じる方も多いでしょう。ここでは、セキュリティのプロの視点から、ダミーカメラのメリットと注意点を解説します。
まず、ダミーカメラの最大のメリットは抑止効果です。本物の防犯カメラと見分けがつかない外観で、泥棒や不審者の侵入を防ぐことが期待できます。特に、人目につきやすい玄関や駐車場に設置すると、心理的な抑止力として効果的です。
一方、ダミーカメラには限界もあります。実際に録画や通知機能がないため、侵入されても証拠が残らない点は大きなデメリットです。防犯カメラ本体と併用する場合は、ダミーカメラを目立つ位置に置きつつ、本物のカメラは見えにくい場所に設置すると、抑止力と証拠保全を両立できます。
また、ダミーカメラを選ぶ際は、リアルな外観やLEDライトの点滅機能があるものを選ぶと、より効果が高まります。設置の際も、電源コードや設置角度を工夫することで、本物らしい印象を与えられます。
まとめると、ダミーカメラは低コストで手軽に防犯意識を高めるアイテムとして有効ですが、あくまで「抑止力」としての役割が中心です。重要なのは、本物の防犯カメラや照明、防犯グッズと組み合わせることで、より安全な環境を作ることです。手軽に始めたい方は、まずダミーカメラから導入してみるのも良いでしょう。