心がホッとする和食の魅力。忙しい日でも作れる簡単レシピと基本のコツ
なんだか疲れたな、と感じるとき。無性に食べたくなるのは、心までホッと温まるような和食ではありませんか?
和食は、ただ美味しいだけでなく、私たちの心と体に優しく寄り添ってくれます。旬の食材を活かし、シンプルな味付けで素材本来の美味しさを引き出す。そんな和食の奥深い魅力と、忙しい毎日でも簡単に作れる家庭料理のレシピをご紹介します。
和食の基本「一汁三菜」ってそんなに難しい?
「和食の基本」と聞くと、「一汁三菜」という言葉を思い浮かべる方が多いかもしれません。「汁物と3つのおかず…なんだか手間がかかりそう」と感じますよね。でも、難しく考える必要はありません。
一汁三菜は、ご飯を主食に、汁物、主菜(メインのおかず)、副菜2品を揃える献立のスタイルです。例えば、こんなふうに考えてみましょう。
ご飯:炊きたてのご飯
汁物:わかめと豆腐のお味噌汁
主菜:魚の塩焼き
副菜:ほうれん草のおひたし、きんぴらごぼう
この中の2〜3品は、作り置きしておけばOK!週末に作り置きしておいたきんぴらごぼうを食卓に出せば、それだけで立派な副菜になります。
和食の味を決めるのは「だし」!基本の取り方と活用法
和食を美味しくする一番のポイントは、「だし」です。だしと聞くと手間がかかるイメージですが、実はとても簡単。
【基本のだし(かつおと昆布)の取り方】
鍋に水と昆布を入れ、30分ほど置く。
弱火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。
沸騰したらかつお節を加え、火を止める。
かつお節が沈んだら、ざるなどでこす。
たったこれだけ!時間がないときは、市販のだしパックや顆粒だしでも十分です。風味豊かなだしがあれば、いつものお味噌汁も格段に美味しくなります。
心がホッとする和食レシピ2選
1. 煮るだけ簡単!ほっこり鶏大根
鶏肉と大根、だし、少量の調味料があれば作れる、優しい味の煮物です。
【材料】
鶏もも肉…1枚
大根…1/2本
だし…200ml
しょうゆ、みりん、酒…各大さじ2
【作り方】
鶏肉と大根を一口大に切る。
鍋にすべての材料を入れ、大根が柔らかくなるまで煮る。
たったこれだけで、ご飯が進むメイン料理の完成です。
2. 野菜の旨味たっぷり!きのこと油揚げの炊き込みご飯
炊飯器におまかせできる簡単な炊き込みご飯です。
【材料】
米…2合
しめじ、まいたけなどきのこ…1パック
油揚げ…1枚
しょうゆ、みりん…各大さじ2
だし…適量
【作り方】
米を研ぎ、通常の水加減までだしを入れる。
切ったきのこ、油揚げ、調味料を加えて炊飯器のスイッチを押す。
きのこの香りが部屋中に広がり、食欲をそそります。