株式投資で失敗しないために!「分散投資」の魔法をゼロから解説
「株式投資」と聞くと、「一攫千金!」というイメージを持つ人もいるかもしれません。でも、実は投資の世界で何より大切にされているのは、一発逆転を狙うことではなく、「リスクをいかに抑えるか」という考え方です。
そのために欠かせないのが、「分散投資」という魔法のテクニック。この記事では、なぜ分散投資が重要なのか、どんな方法があるのかを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
「卵を一つのカゴに盛るな」とは?
株式投資の世界には、「卵を一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。
どういう意味かというと…? 🐔
もし、持っている卵を全部一つのカゴに入れてしまい、そのカゴを落としてしまったら、すべての卵が割れてしまいますよね。
でも、複数のカゴに分けて入れておけば、たとえ一つのカゴを落としてしまっても、他のカゴの卵は無事です。
この考え方を株式投資に当てはめたものが、「分散投資」です。つまり、ひとつの銘柄だけに集中して投資するのではなく、複数の銘柄や資産に資金を分けることで、全体のリスクを抑えるという考え方なのです。
なぜ分散投資が重要なのか?
分散投資の最も大きな目的は、特定の出来事による損失を回避することです。
例えば、あなたがA社の株を全財産で購入したとします。もし、A社が不祥事を起こしたり、業績が悪化したりすれば、株価は大きく下がり、あなたの資産は一気に目減りしてしまいます。
しかし、A社、B社、C社…と複数の会社の株に分散して投資しておけば、たとえA社の株価が下がっても、他の会社の株価が上がったり、現状維持したりすることで、全体の損失を和らげることができます。
3つの分散投資テクニック
分散投資には、主に3つの方法があります。
1. 資産・銘柄の分散
これが最も基本的な分散投資です。
複数の銘柄に分ける: 特定の業界や企業に偏らず、業種や事業内容が異なる会社の株を複数購入します。例えば、IT企業、食品メーカー、自動車メーカーなど、幅広い分野に投資することで、どこかの業界が不調でも、他の業界がカバーしてくれます。
異なる資産に分ける: 株式だけでなく、債券や不動産投資信託(REIT)、さらには金や仮想通貨といった異なる値動きをする資産を組み合わせる方法です。株式と債券は、一般的に逆の動きをすることが多いため、リスクを相殺する効果が期待できます。
2. 地域の分散
日本国内の株式だけでなく、アメリカ、中国、ヨーロッパなど、海外の株式にも投資することで、国や地域の経済リスクを分散します。特定の国の景気が悪化しても、他の国が好調であれば、全体のパフォーマンスを安定させることができます。
3. 時間の分散
一度に全額を投資するのではなく、毎月決まった日に決まった額を少しずつ積み立てていく方法です。「ドル・コスト平均法」とも呼ばれます。
価格が高いとき: 購入できる株数は少なくなります。
価格が安いとき: 購入できる株数は多くなります。
こうすることで、高いところで一気に買ってしまい、その後に暴落して損をするリスクを避け、購入単価を平準化する効果が期待できます。相場の変動に一喜一憂することなく、淡々と投資を続けられる点もメリットです。
分散投資のデメリットも知っておこう
良いことばかりのように思える分散投資ですが、もちろんデメリットも存在します。
大きなリターンは狙いにくい: 投資先を分散させるため、もし一つの銘柄が急騰したとしても、その恩恵を最大限に受けることはできません。大きなリターンを狙いたい人にとっては、物足りなく感じるかもしれません。
管理が複雑になる: 投資先が増えるため、それぞれの銘柄の状況を把握したり、管理したりする手間が増えます。
賢く分散投資を実践するには?
ポートフォリオを組む: どの資産にどれくらいの割合で投資するか、自分の投資目標やリスク許容度に合わせて資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を考えましょう。
投資信託を活用する: 自分で一つずつ銘柄を選ぶのが大変…という方は、最初から複数の銘柄や資産に分散して投資してくれる「投資信託」を活用するのも良い方法です。特に、特定の指数に連動する「インデックスファンド」は、低コストで幅広い銘柄に分散投資できるため、初心者の方におすすめです。
まとめ
分散投資は、投資の基本中の基本であり、大切な資産を守りながら、着実に増やしていくための最も賢い方法です。
「集中投資で短期的な大きな利益を狙う」という考え方もありますが、それは投資上級者向けのハイリスク・ハイリターンな戦略です。まずは、今回の記事でご紹介した「分散投資」の考え方をしっかりと身につけ、焦らずじっくりと資産形成に取り組んでみてください。