子どもの習い事帰り、どうすれば安心?親が知っておくべき防犯対策と安全な帰宅ルール
習い事の帰り道、もしかして「危険」が潜んでいるかも?
子どもの成長のために、習い事に通わせているご家庭は多いですよね。でも、レッスンが終わって一人で帰ってくる時間帯や、親が迎えに行くまでのわずかな時間が、実は危険な目に遭いやすい時間帯であることをご存知でしょうか。
「うちの子は大丈夫」と思いがちですが、不審者はいつ、どこに現れるか分かりません。この記事では、親として知っておきたい子どもの習い事帰りの防犯対策と、子どもと一緒に実践できる安全な帰宅ルールを、分かりやすくご紹介します。
親が実践できる!子どもを危険から守るための対策
まずは、親が子どもを危険に巻き込まないためにできる、具体的な対策を見ていきましょう。
1. 「お迎え」のルールを徹底する
迎えに行く時間を明確にする: 「いつもより早く終わったから、先に帰っちゃおう」と子どもが勝手に判断しないように、必ず迎えに行く時間を決めておきましょう。
待ち合わせ場所を決める: 習い事の教室の前や、人通りの多い安全な場所など、具体的な待ち合わせ場所を決めておきましょう。
遅れるときは必ず連絡: 交通渋滞などで迎えが遅れる場合は、必ず子どもに連絡を入れるか、教室に連絡して伝えてもらいましょう。
2. 子どもの習い事の場所を把握する
子どもの通う習い事の場所だけでなく、周囲の環境をしっかり把握しておくことも大切です。
危険な場所がないか確認: 狭い路地や、街灯が少ない場所、工事現場など、子どもが一人で通ると危険な場所がないか、事前に一緒に歩いて確認しておきましょう。
避難できる場所を教える: もしもの時に備え、コンビニエンスストアや交番、知っているお店など、助けを求められる「子ども110番の家」の場所を教えておきましょう。
子どもと一緒に学ぼう!安全な帰宅の「3つの約束」
子ども自身が自分の身を守るためのルールも、一緒に確認しておくことが重要です。難しい言葉ではなく、子どもが理解しやすいように、シンプルな言葉で伝えましょう。
1. 「いかのおすし」を声に出して言えるように
防犯標語である**「いかのおすし」**は、子どもが危険な場面に遭遇した際に取るべき行動を教えてくれます。
いかない:知らない人についていかない
のらない:知らない人の車に乗らない
おおごえを出す:危険を感じたら大声で助けを呼ぶ
すぐにげる:逃げられるチャンスがあったらすぐに逃げる
しらせる:身近な人にすぐに知らせる
これらの行動を、実際に声に出して練習してみるのも良いでしょう。
2. 「ながら歩き」は絶対にしない
スマートフォンやゲーム機を操作しながら歩いていると、周りの状況に気づくのが遅れます。また、イヤホンで音楽を聴いていると、不審者の足音や声を察知できません。
周囲に注意を払う: 帰宅中は、周囲の様子を観察しながら歩く習慣をつけさせましょう。
防犯ブザーを携帯: ランドセルやカバンに防犯ブザーを付けておくと、いざという時に役立ちます。
3. 一人になる時間をなくす
子どもが一人になる時間を極力なくすことが、最も効果的な防犯対策です。
友達と一緒に帰る: 習い事が終わったら、できるだけ友達と一緒に帰るように促しましょう。
寄り道をしない: 早く帰って来るように、寄り道はしないという約束を事前に交わしておくことが大切です。
まとめ:安全への意識を持つことが、子どもを守る第一歩
子どもの習い事帰りの安全を守るには、親が**「もしも」を想定して備えること**、そして子どもと一緒に具体的な行動ルールを確認することが何よりも大切です。
このガイドを参考に、ご家庭で防犯対策について話し合ってみてはいかがでしょうか?