引っ越し直後が狙われる!新居で始める防犯対策チェックリスト
新しい生活を始める引っ越し。期待に胸を膨らませる一方で、見過ごしてはいけないのが防犯対策です。実は、引っ越し直後は空き巣や不審者に狙われやすいタイミング。まだご近所との交流も少なく、生活リズムも定まっていないため、油断しがちだからです。
ここでは、安心して新生活をスタートさせるために、引っ越し直後にやるべき防犯対策を、玄関、窓、そして生活習慣に分けてご紹介します。ぜひチェックリストとして活用してくださいね!
なぜ引っ越し直後が狙われやすいの?
新居の防犯対策を始める前に、なぜ引っ越し直後が危険なのかを理解しておきましょう。
無防備な状況が多い: 引っ越し作業中は、玄関や窓を開けっぱなしにしていることが多く、無防備な状態になりがちです。
旧居の鍵の使い回し: 以前の住人が使用していた鍵がそのままになっている可能性があります。鍵が交換されているか確認することが重要です。
不審者が見極めやすい: 荷物の運び込みや、カーテンがついていない窓は、「新しい住人だ」というサインになります。
生活リズムが不明: どんな人が住んでいるのか、いつ出かけるのか、といった情報がまだ近隣住民に知られていないため、空き巣にとって都合の良い状況になりやすいです。
1. 玄関・ドアの防犯対策
泥棒の侵入経路として最も多いのは窓ですが、玄関も狙われやすい場所です。すぐにできる対策から、少し工夫が必要な対策までご紹介します。
【最優先】鍵交換の確認: 賃貸物件の場合、管理会社や大家さんが引っ越しに合わせて鍵を交換してくれることがほとんどですが、念のため確認しましょう。不安な場合は、自分で鍵を交換することも検討してください。賃貸契約の内容によっては、自己負担で交換が可能な場合もあります。ピッキングに強いディンプルキーへの交換がおすすめです。
補助錠(ワンドアツーロック): 鍵が一つしかない場合は、補助錠を取り付けることで、侵入に手間取らせることができます。侵入に5分以上かかると、多くの泥棒は犯行を諦めるというデータもあります。賃貸でも取り付けられる、穴を開けないタイプのものも豊富にあります。
ドアスコープの対策: ドアスコープから中の様子を覗かれたり、工具を使って外されたりするリスクがあります。カバー付きのものを活用したり、内側からテープで塞いだりするだけでも効果があります。
サムターン回し対策: ドアの内側にあるつまみ(サムターン)を外から回されてしまう「サムターン回し」を防ぐために、サムターンカバーやプレートを取り付けましょう。
2. 窓・ベランダの防犯対策
侵入経路として最も多いのが窓です。特に死角になりやすい窓は重点的に対策しましょう。
補助錠(窓用ロック): 窓にも補助錠を取り付けましょう。これで二重の施錠になり、侵入に時間がかかります。ホームセンターなどで簡単に手に入るので、ぜひ取り付けてみてください。
防犯フィルムの活用: 窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスを割られにくくします。また、万が一割られても、破片が飛び散るのを防ぐ効果もあり、防災面でも役立ちます。
防犯ブザー・防犯センサーの設置: 窓が開くと大音量で警報が鳴る防犯ブザーや、振動を感知するセンサーを設置するのも効果的です。侵入を試みた際に音で威嚇し、周囲に知らせることができます。
カーテンをすぐに設置: 荷物の搬入後すぐにカーテンを取り付けましょう。外から室内の様子が見えないように、遮光性の高いカーテンを選ぶのがおすすめです。
3. 日常生活で心がける防犯習慣
どんなに設備が充実していても、日々の生活習慣が乱れていると防犯リスクは高まります。
短時間でも必ず施錠: 「ちょっとコンビニに行くだけだから…」と、短時間の外出でも必ず玄関と窓を施錠しましょう。
鍵の置き場所: 合鍵を郵便受けや植木鉢の下など、安易な場所に隠すのは絶対にやめましょう。空き巣はそういった場所をよく知っています。
郵便物・新聞の管理: 長期間留守にする際は、郵便物や新聞が溜まらないように配達を止める手続きをしましょう。
ご近所とのコミュニケーション: 引っ越しの挨拶を済ませ、顔見知りになるだけでも、不審者への抑止力になります。お互いに助け合える関係を築いておくと、安心感も増します。
まとめ:最初の一歩が、安全な暮らしを守る
引っ越し直後の忙しい時期ですが、ここで少し手間をかけて防犯対策を行うことが、これから何年も続く安心な暮らしを守ることに繋がります。
今回ご紹介した対策は、すぐに始められるものばかりです。ぜひ、新居での生活を始める前に、ご自身の防犯意識を高め、万全の対策を講じてくださいね。