「ここが危ない!」自分で作れる防犯マップの作り方と子どもに教える活用術
「最近、近所で不審者情報があったけど、子どもにどう伝えたらいいんだろう…?」
「子どもの通学路、安全な道か心配…」
子どもの安全は、親にとって最大の関心事です。しかし、ただ「危ないから気をつけてね」と言うだけでは、具体的な危険を伝えるのは難しいですよね。
そこで今回は、ご家庭で簡単に作れる**「防犯マップ」の作り方と、それを子どもにわかりやすく伝えるための活用術**を詳しく解説します。防犯マップは、危険な場所を「見える化」し、子どもが自分の身を守る力を育むための重要なツールです。
1. 防犯マップって何?なぜ作る必要があるの?
防犯マップとは、地域の地図に**「危険な場所」と「安全な場所」**を色分けして書き込んだものです。
なぜ作る必要があるの?
危険を「見える化」する:漠然とした「危ない」という言葉ではなく、具体的にどの場所が危険なのかを子どもが視覚的に理解できます。
主体的な防犯意識を育む:親が一方的に教えるのではなく、子どもと一緒にマップを作る過程で、子ども自身が「なぜここは危ないんだろう?」と考えるきっかけになります。
避難場所を確認する:「いざという時、どこに逃げればいいのか」を事前に確認しておくことができます。
2. 誰でもできる!防犯マップの作り方
特別な道具は必要ありません。以下のステップで、親子で楽しみながら作ってみましょう。
ステップ1:地図を用意する
お住まいの地域の地図(コピーしたもの)を用意しましょう。インターネットの地図サービスを印刷してもOKです。
ステップ2:危険な場所を書き込む
**「こわい場所」**を赤色で印をつけます。
見通しが悪い場所:曲がり角、高い塀、人通りが少ない道
人が隠れやすい場所:公園の茂み、工事現場、空き家、立体駐車場
その他:街灯が少ない夜道、いつも特定の車が停まっている場所など、不審に感じる場所
ステップ3:安全な場所を書き込む
**「安全な場所」**を青色で印をつけます。
「こども110番の家」:子どもが助けを求めることができる場所です。
人がたくさんいる場所:交番、お店、銀行、コンビニなど。
その他:いつも見守ってくれる地域の方がいる家、自治会の集会所など、いざという時に駆け込める場所。
3. 防犯マップを子どもに教える活用術
マップが完成したら、それをどう子どもに伝えるかが重要です。
① マップを一緒に見ながら話す
**「この道は、高い塀があって見通しが悪いから、一人で歩くのはやめようね」**と、なぜ危険なのかを具体的に説明します。
**「もしもの時は、このお店に駆け込んで助けを求めてね」**と、安全な場所を指差して教えましょう。
② 実際にマップを持って歩く
子どもと一緒に通学路や遊びに行く道を実際に歩きながら、マップに書いた場所を確認します。
**「この曲がり角、赤の印をつけたよね。なぜか覚えてる?」**と質問しながら、子どもの理解度を確認しましょう。
③ 定期的にマップを更新する
新しいお店ができたり、工事が始まったりしたら、マップを更新しましょう。これにより、常に最新の情報に基づいた防犯意識を持つことができます。
まとめ:親子のコミュニケーションが最高の防犯
防犯マップは、単なる地図ではありません。それは、親子で「安全」について話し合い、共通認識を持つための大切なコミュニケーションツールです。
ぜひ、この機会に親子で防犯マップ作りに挑戦してみてください。日頃から安全について話す習慣をつけることが、子どもを犯罪から守る一番の防犯対策になります。