もしかして危険かも?SNSで絶対公開してはいけない情報とその対策
「SNSは楽しいけれど、ちょっと怖い…」と感じている方も多いのではないでしょうか。気軽に写真や日常の出来事をシェアできる反面、悪意のある人に個人情報が特定されてしまうリスクも潜んでいます。
この記事では、SNSに投稿する際に特に注意が必要な情報と、そのリスクを回避するための具体的な対策について、わかりやすく解説していきます。
1. 個人情報そのもの:名前、住所、電話番号
これは言うまでもなく、絶対に公開してはいけない情報です。しかし、うっかり載せてしまいがちなケースもあります。
免許証やパスポート:本人確認書類をSNSにアップする人は少ないと思いますが、誕生日だけ隠して投稿する人もいます。しかし、悪用される危険性があるため絶対にやめましょう。
宅配便の送り状:受け取った荷物を写真に撮って「やっと届いた!」と投稿する際、送り状が写り込んでいませんか?名前や住所、電話番号などの個人情報がそのまま見えてしまうことがあります。
顔写真:顔写真を投稿することで、顔認証システムによる身元特定につながるリスクがあります。特に、子どもの顔写真を投稿する際は、より慎重になる必要があります。
2. 位置情報:日常の行動パターンを特定されるリスク
SNSに投稿する写真や動画には、撮影した場所の位置情報(ジオタグ)が含まれていることがあります。
自宅の近所:自宅周辺の風景を頻繁に投稿すると、悪意のある人に住んでいる場所を特定されてしまう可能性があります。
行動履歴:職場や学校、よく行くお店などを投稿することで、いつ、どこにいるかという行動パターンがわかってしまいます。これにより、ストーカー被害や空き巣の被害に遭うリスクが高まります。
3. 予定やスケジュール:空き巣や犯罪に狙われるきっかけに
「来週から旅行に行くぞ!」といった投稿は、犯罪者にとって「この家は留守だ」と教えているようなものです。
長期の旅行:旅行の期間や行き先を具体的に投稿すると、留守中の家が狙われやすくなります。
日常のスケジュール:通勤時間や帰宅時間、習い事の曜日などを投稿することで、犯罪者が待ち伏せするきっかけを与えることになります。
4. 仕事や人間関係:思わぬトラブルに発展する可能性
SNSはプライベートな空間と思われがちですが、仕事関係の人や知人・友人に見られていることを意識することが重要です。
職場の愚痴:職場の不満や上司の悪口を投稿すると、人間関係のトラブルに発展する可能性があります。
社内の機密情報:業務で知り得た情報をうっかり投稿してしまうと、情報漏洩となり、会社の信用を失うだけでなく、損害賠償を請求されることもあります。
5. 趣味や嗜好:趣味から個人情報を特定される可能性
趣味の写真を投稿することはよくあることですが、これも個人情報の特定につながることがあります。
趣味のイベント:特定のイベントやコミュニティに参加していることを投稿すると、あなたの人間関係や興味の対象が分かってしまいます。
コレクションの写真:高価なコレクションを公開すると、空き巣のターゲットになる可能性があります。
まとめ:SNSを安全に楽しむための具体的な対策
SNSは、使い方次第であなたの生活をより豊かにしてくれるツールです。しかし、一歩間違えると大きなトラブルにつながることもあります。以下の対策をしっかり行って、安全に楽しむようにしましょう。
位置情報(ジオタグ)をオフにする:スマートフォンの設定で、写真に位置情報が付加されないように設定しましょう。
投稿前に最終チェックをする:投稿する写真や文章に、個人を特定できる情報が含まれていないか、必ず確認する習慣をつけましょう。
鍵アカウントにする:SNSのアカウントを非公開(鍵アカウント)にすることで、知らない人から投稿が見られるリスクを減らすことができます。
公開範囲を限定する:投稿する相手を「友人だけ」や「特定のグループだけ」に限定する機能を利用しましょう。
SNSとは違う名前やアイコンを使用する:本名や顔写真を使用しないことで、現実世界とSNS上のアカウントを結びつけることを難しくします。
SNSでの情報発信は、楽しく、便利なものですが、その裏に潜むリスクを理解することが何よりも大切です。今回の記事を参考に、あなたのSNSライフをより安全で、豊かなものにしてくださいね。