防犯対策の基本|外壁に侵入経路がないかチェックする方法
「家の防犯、どこから侵入されるか不安…」
どれだけ鍵を頑丈にしても、外壁や窓・裏口に侵入経路があると、空き巣の標的になりやすいです。
この記事では、住宅の外壁や周辺を点検し、侵入リスクを最小限にする具体的なチェック方法を解説します。
1. 外壁の素材・構造を確認
外壁の材質によっては、空き巣が工具で穴を開けたり登ったりしやすい場合があります。
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木造・パネル外壁:古くなるとひび割れや隙間ができ、工具で容易に侵入可能
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コンクリート・モルタル:頑丈だが、ひび割れや配管まわりは狙われやすい
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サイディング:つなぎ目やボルト周辺をチェック
✅ ポイント:外壁にひび割れ・劣化・隙間がないか、定期的に点検しましょう。
2. 窓や換気口の周辺を重点チェック
外壁の中でも、窓や換気口は侵入されやすい箇所です。
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窓サッシや鍵の緩み
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防犯ガラスや面格子の有無
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換気口やエアコンダクトの隙間
特に1階だけでなく、2階のバルコニーや外階段付近の窓も要注意。
空き巣は見落としやすい場所から侵入することがあります。
3. 外壁まわりの足場や乗りやすい場所を確認
空き巣は登れる場所を探して侵入することが多いため、外壁に接近できる構造をチェックします。
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隣家との境界や塀の高さ
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雨樋、植栽、エアコン室外機、倉庫などの足場
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バルコニーや屋根への簡単なアクセス経路
✅ 対策:足場になるものは移動したり、植栽は剪定して高くしすぎないこと。
4. 外壁点検の具体的手順
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昼間に家の周囲を一周
外壁、窓、換気口、雨樋、エアコン室外機の設置状況を確認 -
劣化や隙間のチェック
ひび割れ、破損、隙間、緩んだ金具をメモする -
足場になりうる物の確認
高い塀、倉庫、物置、外階段など -
侵入リスクを評価
窓や換気口が低く、容易に開けられそうな場所は要注意 -
必要に応じて補強
防犯フィルム、面格子、センサーライト、外壁補修など
5. 侵入防止の補強ポイント
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窓・扉の鍵を2重化
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面格子や防犯ガラスで物理的に侵入を防ぐ
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センサーライトや防犯カメラの設置
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植栽の管理で侵入経路を断つ
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外壁のひび割れや劣化部分は早めに補修
外壁を整備するだけで、空き巣の侵入を大幅に減らせます。
まとめ|外壁チェックは防犯の基本
外壁や周囲の環境は、空き巣の侵入経路を決める大事なポイントです。
定期的な点検と小さな補強が、防犯効果を大きく向上させます。
今日からでも家の外壁を一周して、ひび割れ・隙間・足場になりうる物をチェックしてみましょう。
防犯は小さな工夫の積み重ねで安心を守ることができます。