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防犯スプレーの所持は違法?警察に没収されないための「正当な理由」と法的リスクを解説


「護身用に防犯スプレーを持ち歩きたいけれど、これって違法なの?」「もし警察に見つかったら逮捕される?」そんな疑問や不安を感じていませんか?

自分の身を守るための道具が、逆にトラブルの種になってしまうのは避けたいものですよね。実は、防犯スプレーの所持については法律で明確なルールがあり、**「正当な理由」**があるかどうかで違法性が判断されます。

この記事では、防犯スプレーを携帯する際の法的リスクや、警察官に職務質問された際の説明ポイント、そして没収を避けるための具体的な対策を詳しく解説します。正しく知識を身につけて、自分を守るための安心を備えましょう。


防犯スプレーの所持に関する法律の基本

まず結論からお伝えすると、防犯スプレーを**「購入すること」や「自宅に備え置くこと」は完全に合法**です。問題になるのは、それを屋外で「持ち歩く(携帯する)」場合です。

軽犯罪法と「凶器携帯の罪」

防犯スプレーの携帯は、主に軽犯罪法第1条第2号に関連します。この法律では、以下のように定められています。

正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者

防犯スプレーは、相手の視界を奪い激痛を与える効果があるため、この「人の身体に重大な害を加える器具」に該当すると判断されます。そのため、「正当な理由」がない限り、持ち歩くことは違法となってしまうのです。


警察に認められる「正当な理由」とは?

職務質問を受けた際、「護身用です」と答えるだけでは不十分な場合があります。過去の判例(平成21年最高裁判決など)を参考にすると、以下のような要素が「正当な理由」として考慮されます。

1. 護身の必要性が客観的に高い状況

  • 深夜の帰宅路: 仕事帰りに人通りの少ない暗い道を一人で歩く必要がある場合。

  • 特定の被害リスク: 過去にストーカー被害に遭っている、または近隣で不審者情報が多発している場合。

  • 職業上の理由: 多額の現金や貴重品を運搬する仕事に従事している場合。

2. 携帯しているスプレーの形状と性能

  • 護身専用であること: 攻撃を目的とした改造品ではなく、市販されている一般的な護身用モデルであること。

  • 適切なサイズ: 携帯に適した比較的小型のモデルである方が、純粋な護身目的とみなされやすくなります。

3. 携帯の態様(持ち方)

  • すぐに使えるが隠匿されている: バッグのポケットなど、いざという時に取り出せる場所に「護身のために」収めている状態。

ポイント:

単に「なんとなく不安だから」という理由よりも、「毎日深夜2時にこの暗い道を通るため」といった具体的かつ合理的な理由があるかどうかが重要視されます。


警察に没収されない・トラブルを避けるための対策

警察官の職務質問に対し、慌てて不審な動きをすると「犯意がある」と誤解されるリスクがあります。以下の対策を心がけましょう。

職務質問での受け答え

もしスプレーが見つかった場合は、冷静に以下の内容を伝えましょう。

  • 使用目的: 「攻撃用ではなく、万が一の際の回避・防御用であること」

  • 具体的背景: 「ストーカー被害の相談を警察にしている」「深夜の仕事帰りに過去に怖い思いをした」など。

  • 悪意のなさ: 「他人に危害を加えるつもりは一切ないこと」

男性と女性での傾向の違い

実情として、女性が護身用に持っている場合は「正当な理由」として受理されやすい傾向にありますが、男性の場合はより厳しくチェックされることが多いです。男性が携帯する場合は、より明確な必要性(仕事での現金運搬やキャンプでの獣除けなど)を説明できる準備が必要です。

「くまよけスプレー」の街中携帯は要注意

登山用の強力な「くまよけスプレー」を街中で持ち歩くのは、威力が高すぎるため「過剰な武装」とみなされ、没収や検挙のリスクが非常に高くなります。街中では市販の小型防犯スプレーを選びましょう。


没収や検挙を避けるためのチェックリスト

後で後悔しないために、以下のポイントを確認しておいてください。

項目注意点
購入モデル信頼できる防犯用品店で購入した市販品か?
携帯理由「なぜ今これが必要か」を具体的に説明できるか?
収納場所むき出しにせず、バッグ等の定位置に収納しているか?
有効期限期限切れでガス漏れ等のリスクがないか?
使用の心得正当防衛の範囲内(逃げるため)での使用を理解しているか?

まとめ:正しく持って、賢く守る

防犯スプレーは、法律のルールを正しく理解していれば、あなたを守る強力なパートナーになります。「違法になるかも」と怖がりすぎる必要はありませんが、「どんな時でも自由に持ち歩けるわけではない」という自覚を持つことが大切です。

最も重要なのは、「悪意を持って持ち歩いているのではない」という客観的な状況を作っておくことです。万が一の職務質問でも、堂々と理由を説明できれば、多くの場合は理解を得られます。

自分の生活環境に合わせて、最適な防犯スプレーを選び、安心な毎日を送りましょう。


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