メルカリや友人から自転車を譲り受けたら?『譲渡証明書』の書き方と防犯登録の切り替え手順
新しい自転車を手に入れる方法は、お店で購入するだけではありません。最近ではメルカリやヤフオクなどのフリマアプリで購入したり、知人や友人から譲り受けたりすることも一般的になりました。
しかし、そこで忘れてはならないのが「防犯登録の変更(名義変更)」です。これを正しく行わないと、盗難に遭った際に自分のものだと証明できなかったり、街中の検問で「盗難車」と疑われたりするリスクがあります。
この記事では、中古自転車を譲り受けた際に必須となる「譲渡証明書」の書き方や、防犯登録をスムーズに切り替えるための具体的な手順を詳しく解説します。
なぜ中古自転車でも防犯登録が必要なのか?
自転車の防犯登録は、法律によって義務付けられています。中古で手に入れた場合も例外ではありません。
もし前の持ち主の登録情報のまま乗り続けていると、警察官の職務質問を受けた際にデータベース上では「別の誰かの所有物」として表示されます。その場で盗難の疑いをかけられ、確認に数時間を要したり、最悪の場合は自転車を没収されたりするケースも少なくありません。
自分の身を守り、正当な所有権を証明するためにも、譲り受けたらすぐに手続きを行いましょう。
手続きの最重要書類「譲渡証明書」とは?
個人売買や譲渡において、前の持ち主から「この自転車を確かに譲りました」という意思を示す書類が「譲渡証明書」です。防犯登録所(自転車店など)で名義変更を行う際、これがなければ手続きを受け付けてもらえないことがほとんどです。
譲渡証明書に記載すべき項目
決まった形式(テンプレート)がない場合でも、以下の項目が正しく記載されていれば有効です。
譲渡年月日: 自転車を渡した日付
譲渡人の情報: 前の持ち主の氏名・住所・電話番号(印鑑が必要な自治体もあります)
受取人の情報: あなたの氏名・住所・電話番号
自転車の情報:
車体番号(フレームに刻印されている英数字)
メーカー名・車種
色
防犯登録番号(前の持ち主の登録番号)
多くの自治体の防犯登録協会のウェブサイトから、専用のPDFフォーマットをダウンロードできるので、あらかじめ印刷して前の持ち主に記入してもらうのが一番確実です。
【ケース別】防犯登録の切り替え手順
手続きの流れは、前の持ち主がどのような状態にしているかによって少し異なります。
1. 前の持ち主が「抹消登録」済みの場合
最もスムーズなケースです。
必要なもの: 自転車本体、譲渡証明書、あなたの身分証明書、登録費用(数百円)
場所: 「自転車防犯登録所」の看板がある自転車店
流れ: 店頭で「新規登録」の手続きを行います。
2. 前の持ち主が「登録中」の場合(名義変更)
前の持ち主の登録が残っている状態では、二重登録を避けるために「抹消」と「新規登録」を同時に行う必要があります。
必要なもの: 自転車本体、譲渡証明書、前の持ち主の「防犯登録カード(お客様控)」、あなたの身分証明書、登録費用
ポイント: 防犯登録カードの控えがない場合は、譲渡証明書の内容をより正確に記入してもらう必要があります。
3. メルカリなどの配送で受け取る場合
配送の場合は、出品者に「防犯登録の抹消」を済ませてもらい、「譲渡証明書」を荷物に同梱してもらうよう事前に依頼しておきましょう。信書に該当するため、配送方法によっては別送してもらう必要がある点に注意してください。
手続きができる場所と必要な費用
防犯登録の手続きは、警察署ではなく、主に「自転車販売店」で行います。
場所: 「自転車防犯登録所」のステッカーが貼ってある自転車店、ホームセンター、スーパーの自転車売り場。
費用: 自治体によりますが、おおむね600円〜1,000円程度(非課税)です。
時間: 書類が揃っていれば、15分〜20分程度で完了します。
譲渡証明書をもらえない・連絡が取れない時の対処法
もし「譲渡証明書」を紛失したり、前の持ち主と連絡が取れなくなったりした場合、手続きは非常に困難になります。
多くの自転車店では、所有権の確認が取れない車両の登録を拒否します。これは盗難車の流通を防ぐための措置です。
こういった事態を防ぐためにも、購入・譲渡のやり取りの最中に必ず「譲渡証明書を書いてもらえるか」を確認し、自転車本体と同時に受け取ることを徹底してください。
まとめ:気持ちよく乗り始めるためのマナー
中古で手に入れた自転車を「自分の愛車」として安心して乗り続けるためには、防犯登録の切り替えが不可欠です。
譲渡証明書を準備・記入してもらう
前の持ち主に抹消手続きを確認する
自転車本体と書類を持って自転車店へ行く
この3ステップを完了させることで、万が一の盗難時にも速やかな発見が期待でき、日々のサイクリングも心置きなく楽しめます。面倒に感じて後回しにしがちですが、トラブルを未然に防ぐための「最初の大切な作業」として、早めに済ませておきましょう。
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