店舗・オフィス用防犯カメラの選び方|業務用に必要なスペックとバレット型・ドーム型の使い分け術
「お店のレジ周りのトラブルを防ぎたい」
「オフィスの入退室管理や、夜間の無人状態が心配……」
「業務用カメラって、家庭用と何が違うの?」
店舗やオフィスを運営する上で、セキュリティ対策は欠かせない投資です。しかし、いざ導入しようとカタログを開くと、専門用語や膨大な機種数に圧倒されてしまう方も少なくありません。
家庭用カメラとは異なり、ビジネスの現場では**「24時間365日の安定稼働」や「死角のない配置」、さらには「従業員のプライバシー配慮」**など、独自の視点が必要になります。
この記事では、店舗・オフィスに最適な防犯カメラの選び方を徹底解説。特に迷いやすい「バレット型」と「ドーム型」の使い分けや、プロが重視するスペックの基準をわかりやすくお伝えします。ビジネスを守り、信頼を築くための「最適な一台」を一緒に見つけていきましょう。
1. 業務用と家庭用、決定的な「3つの違い」
「ネットで安く売っている家庭用カメラではダメなの?」という質問をよくいただきます。結論から言うと、ビジネスの現場では**「業務用」**を選ぶのが鉄則です。
① 耐久性と連続録画の安定性
家庭用は「動きがあった時だけ」の録画が得意ですが、業務用は「24時間フルタイム」での録画を前提に設計されています。ハードディスク(HDD)の寿命や、熱暴走への耐性が圧倒的に異なります。
② 管理システムの拡張性
業務用は、複数台(4台、8台、16台〜)のカメラを一括で管理する「レコーダー(NVR/DVR)」との連携がスムーズです。また、遠隔地の本社から各支店の映像をリアルタイムで確認するといった高度なネットワーク運用にも対応しています。
③ 証拠能力としての画質と逆光補正
店舗の入り口は外光が強く、逆光になりやすい場所です。業務用の高性能な「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能があれば、顔が真っ黒にならずに鮮明な証拠を残せます。
2. バレット型 vs ドーム型:場所別の正解はどっち?
防犯カメラの形状には、それぞれ得意な「役割」があります。これを知るだけで、設置後の効果が劇的に変わります。
バレット型(筒型):抑止力の王様
「ここにカメラがあります!」と強く主張するタイプです。
最適な場所: 店舗の屋外入り口、駐車場、資材置き場、オフィスの勝手口。
メリット: 存在感があるため、犯罪を未然に防ぐ「抑止効果」が非常に高いです。また、雨除けのひさし(ルーフ)が付いているため、屋外設置に最も適しています。
ドーム型:調和と死角なしの監視
丸みを帯びたデザインで、威圧感を与えないタイプです。
最適な場所: 店舗のレジ上、客席、エレベーター内、オフィスの受付、会議室。
メリット: インテリアに溶け込み、利用者に不快感を与えません。また、レンズの向きが外から分かりにくいため、死角を突かれにくいという心理的メリットもあります。
3. 店舗・オフィスに必要な「必須スペック」チェックリスト
業務用として導入するなら、以下のスペックを満たしているか確認しましょう。
解像度は「400万画素(2K)」がスタンダード
レジでの手元確認や、お札の種類、伝票の文字まで判別したい場合は、フルHD(200万画素)よりもワンランク上の400万画素が推奨されます。
暗視性能(デイナイト機能)
夜間の無人店舗やオフィスを守るには、完全な暗闇でも撮影できる「赤外線照射機能」が必須です。最近では、暗闇でもフルカラーで撮影できる「超低照度カメラ」も人気です。
マイク内蔵・音声記録
レジでの接客トラブルや、オフィス内でのハラスメント抑止には音声が不可欠です。映像だけでなく「音」を残すことで、トラブル発生時の事実確認が格段にスムーズになります。
広角レンズ(水平画角100度以上)
限られた台数で広いフロアをカバーするには、広角レンズモデルが効率的です。1台で部屋全体を見渡せる「全方位カメラ(魚眼カメラ)」という選択肢もあります。
4. 業種別・おすすめの設置シチュエーション
飲食店・小売店
レジ上(ドーム型): 金銭授受のトラブル防止。
客席(ドーム型): 置き引き防止や、スタッフのサービス品質向上。
厨房(ドーム型): 異物混入防止や衛生管理。
オフィス・事務所
エントランス(バレット型またはドーム型): 部外者の侵入防止。
サーバー室・金庫前(ドーム型): 重要情報の持ち出し防止。
オフィスフロア(全方位カメラ): 全体の稼働状況把握と防犯。
5. 失敗しないための「導入コスト」と「法的事項」
初期費用を抑えるなら「クラウド録画」
大がかりなレコーダー(録画機)を設置せず、ネット上のサーバーに保存する「クラウド型」なら、初期費用を大幅に抑えて導入できます。スマホでサクサク確認できるのも強みです。
忘れがちな「プライバシーポリシー」
店舗やオフィスに設置する場合、従業員や顧客への配慮が必要です。「防犯カメラ作動中」という告知掲示を出し、管理規定(誰が、何の目的で、いつまで保存するか)を明確にしておきましょう。
6. まとめ:ビジネスの成長を支える「守り」の投資
店舗・オフィス用防犯カメラの導入は、単なる「監視」ではありません。それは、**「一生懸命働く従業員を守り、大切なお客様に安心して利用してもらうための環境づくり」**です。
屋外や入り口には「バレット型」でしっかり威圧。
店内やオフィス内には「ドーム型」でさりげなく守る。
この使い分けを意識するだけで、防犯効果と顧客満足度を両立させることができます。
まずは「一番守りたい場所」を1箇所決めるところから始めてみませんか?プロの力を借りて、あなたのビジネスに最適なセキュリティ環境を構築しましょう。
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