外構フェンスの設置費用相場はいくら?DIYと業者依頼の「本当の差額」を徹底比較
「隣の家からの視線が気になる」「道路を通る人と目が合って落ち着かない」……。
そんな悩みから目隠しフェンスの設置を考え始めたとき、真っ先に気になるのが**「費用」**ですよね。
ネットで調べると「DIYなら数万円」という声もあれば、業者に見積もりを取ったら「30万円以上した!」という話もあり、一体何が正解なのか分からなくなってしまうものです。
実は、外構工事の中でもフェンス設置は、「素材選び」と「施工方法」によってコストが3倍以上も変わる分野。安さだけで選ぶと、強風で倒れたり、数年でボロボロになったりして、結局高くつくリスクも潜んでいます。
この記事では、外構DIYを検討中の方や、業者への依頼を迷っている方に向けて、1メートルあたりの単価相場から、DIYとプロの本当の差額、そして後悔しないための節約術までを詳しく解説します。
1. 外構フェンスの設置費用相場:1メートルあたりいくら?
フェンスの設置費用は、一般的に「1メートル(m)あたりの単価」で計算されます。まずは、素材別の工事費込み(業者依頼時)の相場を見てみましょう。
| フェンスの種類 | 1mあたりの費用相場(工事費込) | 特徴 |
| メッシュフェンス | 約5,000円 〜 10,000円 | 安価で耐久性が高い。視線は遮れない。 |
| アルミ形材フェンス | 約15,000円 〜 30,000円 | 標準的。目隠しタイプも豊富。 |
| 木目調樹脂フェンス | 約20,000円 〜 40,000円 | おしゃれで高耐久。メンテナンスが楽。 |
| 天然木フェンス | 約25,000円 〜 50,000円 | 質感は最高だが、定期的な塗装が必要。 |
| 鋳物フェンス | 約30,000円 〜 60,000円 | デザイン性が高く、高級感がある。 |
一般的な住宅で、隣地との境界10〜15メートルに標準的なアルミフェンスを建てる場合、総額で20万円〜40万円程度がボリュームゾーンとなります。
2. DIY vs 業者依頼「本当の差額」を徹底比較
「DIYなら人件費がタダだから圧倒的に安いはず!」と考える方は多いですが、実際にはどれくらいの差が出るのでしょうか。
DIYで設置する場合のコスト内訳
DIYの場合、かかる費用はほぼ「材料費」と「道具代」のみです。
材料費:ホームセンターや通販で購入。業者が仕入れる価格よりは割高になります。
道具代:スコップ、水平器、電動ドライバー、コンクリート練り用のバケツなど(約1〜2万円)。
1mあたりの目安:5,000円 〜 15,000円程度。
業者に依頼する場合のコスト内訳
業者の見積もりには、以下の「見えない費用」が含まれています。
人件費:職人の技術料。
諸経費:運搬費、現場管理費、廃材処分費。
重機費用:穴掘りや残土搬出が必要な場合。
1mあたりの目安:15,000円 〜 40,000円程度。
結論:差額は「約2倍〜3倍」
例えば10メートルの目隠しフェンスを建てる場合、DIYなら10万円前後で済みますが、業者依頼なら25万円〜35万円かかる計算になります。この「差額15万円〜25万円」を、自分の労働時間とリスク(施工不良など)と天秤にかけることになります。
3. DIYで失敗しがちな「隠れたリスク」と追加費用
費用を抑えるためにDIYを選んだはずが、逆に高くついてしまうケースがあります。以下のポイントは必ず押さえておきましょう。
基礎工事の甘さによる「転倒」
台風などの強風時、目隠しフェンスには数十キロから数百キロの風圧がかかります。基礎(独立基礎石など)の深さが足りなかったり、コンクリートの強度が不足していると、根こそぎ倒れる危険があります。倒れたフェンスが隣家の車や建物を傷つければ、賠償金はDIYで浮いた額を優に超えてしまいます。
既存ブロックの強度不足
「今あるブロック塀の上にフェンスを立てれば楽」と思いがちですが、古いブロックは内部がスカスカだったり、鉄筋が入っていなかったりすることがあります。そこに重いフェンスを立てると、自重でブロックごと崩落する恐れがあります。
境界トラブル(越境)
1センチでも隣の敷地にはみ出すと、後々大きなトラブルになります。境界杭の確認を怠り、設置し直すことになれば、解体費用と再設置費用でコストは2倍に膨らみます。
4. 業者依頼でも安く済ませる「収益・節約」のコツ
「やっぱりDIYは不安、でも安くしたい」という方には、プロの技術を活かしつつ費用を抑える方法があります。
「施主支給」を相談する:フェンス本体だけをネットで安く購入し、設置工事だけを依頼する方法です。ただし、保証対象外になるケースもあるため確認が必要です。
閑散期を狙う:外構業者は春や秋が繁忙期。夏や冬など、工事が少ない時期に相談すると、値引き交渉がしやすくなる場合があります。
相見積もりは必須:1社だけでなく、必ず3社程度から見積もりを取りましょう。同じ仕様でも、業者の得意・不得意によって数万円単位で価格が変わります。
裏側や見えない場所は「メッシュ」にする:道路に面した場所だけおしゃれな目隠しにし、人目に触れない境界は安価なメッシュフェンスにする「使い分け」が最も効果的な節約術です。
5. まとめ:あなたはDIY向き?業者依頼向き?
最後に、どちらを選ぶべきかの判断基準をまとめました。
DIYがおすすめな人
体力に自信があり、週末の作業を「趣味」として楽しめる。
万が一の歪みや小傷も「味」として許容できる。
道具を一から揃える手間を惜しまない。
業者依頼がおすすめな人
10年、20年と持つ「耐久性」と「安全性」を重視する。
台風などの災害リスクに備えたい。
統一感のある美しい仕上がりを求め、近隣トラブルを絶対に避けたい。
外構フェンスは一度設置すれば長く付き合うものです。単なる「安さ」だけでなく、**「メンテナンスの手間」や「将来の安心感」**を含めたトータルコストで判断することが、最高の結果を生む秘訣です。
まずは、自宅の敷地がDIY可能な状態かどうか、一度プロに無料診断や見積もりを依頼して「基準」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?